事務所の床張り替え費用はいくら?素材別相場と失敗しない考え方をプロ目線で解説

オフィスDIY

「事務所の床が汚れてきた」
「歩くと音が気になる」「来客の印象が悪い気がする」
「でも、床の張り替えっていくらかかるのか分からない…」

事務所の床張り替えは、見た目の問題だけでなく、働きやすさ・安全性・会社の印象に直結します。
ただし、床工事は金額の幅が大きく、「安く見えて後から追加費用が出た」「選び方を間違えて後悔した」という相談も少なくありません。

この記事では、「事務所 床張り替え費用」をテーマに、

  • 床材ごとの費用相場
  • なぜ金額に差が出るのか
  • 現場で実際によくある失敗例
  • 事務所に合った床材の選び方

を、OAフロアやオフィス床工事を数多く手がけてきた職人の目線で、分かりやすく解説します。

事務所の床張り替え費用の全体相場

まず大枠として、事務所の床張り替え費用は、1帖あたり 約2万円〜7万円程度

が一つの目安になります。

ただしこの金額は、

  • 床材の種類
  • 既存床の状態
  • 下地処理の有無
  • 工事方法(張り替え・重ね張り)

によって大きく前後します。

例えば10畳(約16.2㎡)の事務所であれば、総額で30万円〜50万円前後になるケースが多いですが、選ぶ床材や工事内容次第で、これより安くも高くもなります。

床材別|事務所の床張り替え費用相場

事務所でよく使われる床材と費用目安

床材の種類1帖あたりの費用目安特徴
クッションフロア約2万〜4万円安価・工期短い・耐久性は低め
タイルカーペット約3万〜5万円事務所定番・部分交換可
フローリング約3万〜7万円以上高級感・コスト高
フロアタイル約4万〜7万円土足対応・耐久性高い

ここからは、それぞれの床材について、現場で感じるリアルな特徴も含めて解説します。

クッションフロア(CF)の費用と特徴

とにかく費用を抑えたい事務所向け

クッションフロアは、1帖あたり約2万円〜4万円と、最も安価な床材です。

塩化ビニール製のシート状床材で、

  • 工期が短い
  • デザインが豊富
  • 清掃しやすい

といったメリットがあります。

注意点(現場目線)

事務所で使う場合、

  • キャスター椅子に弱い
  • 重い什器で凹みやすい
  • 経年で浮き・剥がれが出やすい

という弱点があります。

「短期間の利用」「仮事務所」「とにかく安く」
という条件なら向いていますが、長期使用にはやや不向きです。

タイルカーペットの費用と特徴

事務所で最も選ばれている床材

タイルカーペットは、1帖あたり約3万円〜5万円が相場です。

50cm角などのパネル状で、

  • 部分交換ができる
  • 防音性が高い
  • 足腰への負担が少ない

という点から、多くの事務所で採用されています。

現場で感じるメリット

実際の施工現場では、

  • 汚れた部分だけ交換できる
  • レイアウト変更にも対応しやすい
  • トラブルが少ない

という理由で、コストと実用性のバランスが非常に良い床材です。

「迷ったらタイルカーペット」
これは職人としてもよく思う選択です。

フローリングの費用と特徴

見た目重視・来客対応の事務所向け

フローリングは、1帖あたり約3万円〜7万円以上と幅があります。

  • 複合フローリング
  • 無垢フローリング

など種類があり、素材・グレードで価格差が大きくなります。

注意点

事務所用途では、

  • 傷が目立ちやすい
  • 音が響きやすい
  • メンテナンスが必要

といった点に注意が必要です。

役員室・応接室など限定的な空間には向いていますが、執務スペース全面に使うと、後悔するケースもあります。

フロアタイルの費用と特徴

土足・耐久性重視の事務所におすすめ

フロアタイルは、1帖あたり約4万円〜7万円が目安です。

硬質素材で、

  • 土足OK
  • 水に強い
  • デザイン性が高い

ため、店舗兼事務所などでよく使われます。

現場の実感

耐久性は高いですが、

  • 足音が響きやすい
  • 下地の状態が仕上がりに影響しやすい

ため、下地処理を丁寧に行うことが必須です。

事務所の床張り替え費用を左右するポイント

なぜ見積もり金額に差が出るのか

床張り替え費用が変わる主な理由は、次の通りです。

  • 床材の種類・グレード
  • 既存床の撤去費用
  • 下地処理の有無
  • 張り替え or 重ね張り
  • 施工面積

特に見落とされがちなのが下地処理です。

床が不陸(デコボコ)していると、補修費が追加されることがあります。

張り替えと重ね張りの違い

費用を抑えやすいのは重ね張り

工法特徴費用感
張り替え既存床を撤去高め
重ね張り上から施工安め

重ね張りは、

  • 撤去費が不要
  • 工期が短い

ため、費用を抑えやすいですが、

  • 床が高くなる
  • 下地不良は隠れるだけ

という注意点もあります。

10畳(約16.2㎡)事務所の費用例

実際の目安金額

  • フローリング(中価格帯):約30万〜50万円
  • タイルカーペット:約20万〜30万円前後
  • クッションフロア:約7万〜13万円前後

※下地処理・撤去の有無で変動します。

事務所の床張り替えで失敗しないコツ

見積もりで必ず確認すべき点

  • 下地処理費は含まれているか
  • 撤去費・処分費は別か
  • 追加費用が出る条件は何か

「一式」表記だけの見積もりは要注意です。

職人として伝えたいこと

床は毎日、人と荷重を支える重要な部分です。
安さだけで決めると、数年後に再工事になることも珍しくありません。

事務所の床張り替え費用は「使い方」で決める

事務所の床張り替え費用は、

  • 1帖あたり2万〜7万円
  • 床材と工事内容で大きく変わる

というのが基本です。

大切なのは、

  • どんな事務所か
  • どれくらい使うか
  • 何を重視するか

を整理したうえで、床材を選ぶこと。

現場を見てきた職人の立場から言えるのは、「床はコストではなく、投資」だということです。

正しく選べば、事務所の印象も、働く人の快適さも、確実に変わります。

まずは一度、床の状態と使い方をプロに見てもらうことから始めてみてください。

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