「OAフロアって、どれを選んでも同じだと思っていた」
「フクビのOAフロア、種類が多すぎて正直よく分からない」
「価格だけで決めて後悔したくない…」
OAフロアの相談を受けていると、こうした声を本当によく聞きます。
実はOAフロアは、素材・構造・床高の違いによって、使い心地も寿命も大きく変わります。
中でも フクビ化学工業 のOAフロアは、
- 木質系
- スチール系
- 樹脂系
といった素材の選択肢が非常に広く、オフィス・学校・店舗・研究施設まで幅広く対応できるのが特長です。
この記事では、OAフロア職人として現場に立ってきた経験をもとに、
- フクビOAフロアの種類と特徴
- それぞれが向いている用途
- カタログでは分かりにくい“選び方のコツ”
を、専門用語をできるだけ使わず、分かりやすく解説します。
フクビのOAフロアは「素材」と「構造」で大きく分かれる
種類が多い理由は「用途別に最適化」されているから
フクビのOAフロアが分かりにくい最大の理由は、用途ごとにきちんと作り分けられている点にあります。
「どれでも使える」ではなく、
- 歩きやすさを重視
- 耐荷重を重視
- 施工スピードを重視
- 配線整理を重視
といった現場の要望に合わせた設計になっているのです。
まずは全体像を整理しましょう。
フクビOAフロアの主な分類
| 素材系統 | 主なシリーズ | 特徴 |
|---|---|---|
| 木質系 | LM・LP | 歩行感が良く、一般オフィス向け |
| スチール系 | FP | 耐荷重・耐久性が高い |
| 樹脂系 | T・ピット | 省施工・溝配線に強い |
| 特殊用途 | TN | クリーン環境対応 |
ここから、それぞれを詳しく見ていきます。
LMシリーズ|木質系で歩きやすさを重視したOAフロア
適度な弾力と静かさが特長の定番モデル
LMシリーズは、木質パネル+樹脂製支柱を組み合わせたOAフロアです。
実際に施工していて感じるのは、
- 歩いたときのコツコツ感が少ない
- 長時間歩いても疲れにくい
- 音が響きにくい
という点です。
特に一般的なオフィスでは、「床の硬さ」が意外とストレスになります。
LMシリーズは、その点でバランスが非常に良い製品です。
向いている場所と理由
- 一般オフィス
- 学校・研修施設
- 店舗
人の出入りが多く、「歩行感」を大切にしたい空間に向いています。
LPシリーズ|環境性能を重視した木質系OAフロア
内装制限を意識する現場で選ばれる理由
LPシリーズは、環境性能に配慮した木質系OAフロアです。
特徴的なのは、
- 木材利用が評価されやすい
- 内装制限の対象外として使えるケースがある
という点です。
公共施設や学校など、環境配慮や法規制を意識する現場では、LPシリーズが選ばれることが多い印象です。
職人目線での注意点
木質系全般に言えますが、
- 水濡れ
- 高湿度
には注意が必要です。
使用環境をきちんと確認した上で選ぶことが大切です。
FPシリーズ|耐荷重と安定性に優れたスチール系OAフロア
重量什器があるなら第一候補
FPシリーズは、中空スチールパネル+規格化支柱で構成されたOAフロアです。
現場での印象は一言でいうと、「とにかく頑丈」。
- コピー機
- サーバーラック
- 重量書庫
こうした重いものが載る前提なら、FPシリーズは非常に安心感があります。
レベル調整ができる強み
FPシリーズは支柱タイプなので、
- 床の不陸調整
- 高さ調整
が可能です。
古いビルの改修工事では、下地を直すよりFPで調整した方が合理的というケースも多々あります。
Tシリーズ|施工スピード重視の樹脂系OAフロア
とにかく「早く・簡単」に仕上げたい現場向け
Tシリーズは、
- フロアベースを敷き並べる
- パネルを置く
というシンプルな施工が特長です。
床高は、
- 50mm
- 75mm
- 100mm
と選択でき、短工期のオフィス移転などでよく使われます。
注意点も理解して選ぶ
施工は早いですが、
- 高さ調整は不可
- 不陸が大きい床には不向き
という弱点もあります。
「スピード重視」か「調整力重視」か、ここが判断の分かれ目です。
ピットシリーズ|配線整理に強い溝配線タイプ
配線を“見せない”設計が最大の特長
ピットシリーズは、パネルの溝部分に配線を通す構造になっています。
- 配線が床下で迷子にならない
- 必要な場所に最短で引き出せる
というメリットがあり、配線量が多いオフィスでは非常に使いやすいです。
床高バリエーションも豊富
床高は、
- 30mm
- 50mm
- 75mm
- 100mm
と幅広く、リニューアル工事から新築まで対応できます。
TNシリーズ|クリーン環境向けの特殊OAフロア
一般オフィスでは使わないが重要な存在
TNシリーズは、
- クリーンルーム
- 精密機器室
など、高い清浄度が求められる空間向けのOAフロアです。
一般的なオフィスでは出番は少ないですが、研究施設などでは欠かせない存在です。
フクビOAフロアを選ぶときの実践的ポイント
用途別おすすめの考え方
| 重視したいポイント | 向いているシリーズ |
|---|---|
| 歩きやすさ | LM |
| 環境配慮 | LP |
| 耐荷重 | FP |
| 施工スピード | T |
| 配線整理 | ピット |
職人として一番伝えたいこと
カタログだけで選ぶと、「使い始めてからの不満」が出やすいです。
- 歩くと意外と硬い
- 配線が増えて足りなくなった
- 床が微妙にガタつく
こうした後悔を防ぐには、実際の現場を見たことがある人に相談することが何より大切です。
フクビのOAフロアは「正しく選べば強い味方」
フクビのOAフロアは、
- 種類が多い
- 選択肢が豊富
だからこそ、使い方に合ったものを選べば非常に満足度が高い製品です。
逆に、「安いから」「在庫があるから」だけで選ぶと後悔しやすい。
現場を知る立場として、一度立ち止まって用途を整理することを強くおすすめします。
それが、OAフロア工事で失敗しない一番の近道です。