「OAフロアを入れたいけど、どの業者に頼めばいいのか分からない」
「価格の差が大きくて、何が正解なのか判断できない」
「安く見えた見積もりで頼んだら、あとから不具合が出たらどうしよう…」
OAフロアはオフィスの“足元のインフラ”です。
一度施工すると簡単にやり直せないからこそ、業者選びで失敗すると、ガタつき・音鳴り・傾き・追加工事といった“じわじわ効いてくる不満”が残ります。
私はOAフロア職人として、「他社施工のやり直し」や「選び方を間違えた結果の補修」も数多く見てきました。
そこでこの記事では【OAフロア 業者 選び方】をテーマに、
・信頼できる業者の見極め方
・見積もりで本当に見るべきポイント
・避けたほうがいい業者の特徴
・現場を知る職人だから分かる“決定的な差”
を、専門用語をできるだけ使わず、分かりやすく解説します。
OAフロア業者選びで最も大切な考え方
「製品」より「施工する人」で決まるのがOAフロア
OAフロアは、カタログ性能だけで品質が決まるものではありません。
同じ製品でも、施工精度によって快適さはまったく別物になります。
現場では、「材料は良いのに、下地処理が甘くてガタガタ」「高さ調整が雑で、歩くと音が鳴る」といったケースを何度も見てきました。
だからこそ、OAフロア業者選びでは“誰が、どんな考えで施工するか”を見極めることが何より重要です。
業者選びのチェックポイント①|施工実績と評判を見る
施工事例は“数”と“中身”の両方を見る
まず確認したいのが、施工実績です。
業者のホームページや資料で、
・どんな規模のオフィスを施工しているか
・自社施工か、下請け任せか
・写真が施工途中〜完成まで載っているか
を見てください。
写真が「完成写真だけ」の場合、下地処理やレベル調整をどうしているか分かりません。
工程が見える実績は、それだけで信頼度が高いです。
口コミ・評判は“内容”を読む
評価の★の数よりも大切なのは、
「どんな点が良かった・悪かったか」という中身です。
・対応が丁寧だったか
・説明が分かりやすかったか
・工事後のフォローがあったか
こうした声は、実際の現場対応力をよく表しています。
業者選びのチェックポイント②|製品の品質と信頼性
JAFA認証マークがあるかを確認する
OAフロア製品の信頼性を判断する目安のひとつが、JAFA(フリーアクセスフロア工業会)認証マークです。
この認証は、耐荷重・安全性・性能基準をクリアした製品である証です。
特にオフィスでは、サーバーラック・複合機・金庫など想像以上に重い物が載ることがあります。
耐荷重は「余裕をもって」考える
業者に確認すべきポイントは、
・最大耐荷重はいくつか
・点荷重(一点に重さがかかった場合)に耐えられるか
です。
職人目線では、「今の什器」だけでなく「将来置くかもしれない物」まで考えて提案してくれる業者は信頼できます。
業者選びのチェックポイント③|提案力と対応力
床の状態を見ずに工法を決める業者は要注意
OAフロアには主に、
| 工法 | 特徴 |
|---|---|
| 支柱式 | 高さ調整ができ、不陸に強い |
| 置き敷き式 | 工期が短く、コストを抑えやすい |
という違いがあります。
ここで重要なのは、「どちらが良いか」ではなく「床に合っているか」です。
現地調査もせず、「安いから置き敷きでいきましょう」と勧める業者は要注意です。
将来の変更まで考えてくれるか
良い業者は、
・将来のレイアウト変更
・配線増設
・部分的な移設
まで見据えて提案してくれます。
「今だけ」ではなく「5年後、10年後」を考える姿勢があるかどうかは、大きな判断材料です。
業者選びのチェックポイント④|見積もりと保証内容
相見積もりは“金額以外”を比べる
相見積もりは必須ですが、比較すべきは金額だけではありません。
・下地処理は含まれているか
・レベル調整の範囲
・施工後の保証内容
を必ず確認してください。
施工後の保証があるか
OAフロアは、使い始めてから不具合が出ることもあります。
・ガタつきが出た場合の対応
・音鳴りの再調整
こうした施工後対応を明記している業者は、施工に自信がある証拠です。
避けたほうがいいOAフロア業者の特徴
以下に当てはまる場合は、慎重になった方がいいです。
- 実績や施工例がほとんど見当たらない
→ 経験不足の可能性があります。 - 床の状態を確認せず工法を決める
→ 不具合が出やすいです。 - 見積もり内容が大雑把
→ 後から追加費用が出ることがあります。 - 保証やアフターの説明がない
→ トラブル時に対応してもらえない可能性があります。
OAフロア業者は「安さ」より「信頼」で選ぶ
OAフロアは、オフィスの見た目・安全性・働きやすさを支える基盤です。
安さだけで業者を選ぶと、数年後に補修ややり直しで結果的に高くつくことも珍しくありません。
・実績があり
・床の状態をきちんと見て
・将来まで考えた提案をしてくれる
そんな業者に出会えれば、OAフロアは「トラブルの原因」ではなく「オフィスの強み」になります。
迷ったら、まずは現地調査と相談から。
その対応こそが、その業者の“本当の実力”を教えてくれます。