「デスクの配置を変えたいだけなのに、配線がぐちゃぐちゃで動かせない」
「レイアウト変更のたびに、電気工事が必要で時間もお金もかかる」
「オフィスをもっと柔軟に使いたいのに、床がネックになっている」
こうした悩みを抱えているオフィスは、本当に多いです。
実際、私たちが現場に呼ばれるきっかけの多くがレイアウト変更に伴う床の問題です。
そんな中で力を発揮するのが、OAフロアのレイアウト変更工事。
OAフロアは「一度作ったら終わりの床」ではなく、使いながら育てていける床です。
この記事では【OAフロア レイアウト変更 工事】をテーマに、
・なぜOAフロアだとレイアウト変更が楽なのか
・実際の工事の流れと現場のリアル
・費用や工期の目安
・失敗しないための注意点
を、OAフロア職人としての現場経験を交えながら、分かりやすく解説します。
OAフロアでレイアウト変更がしやすい理由
床下に配線を集約できる構造が最大の強み
OAフロアがレイアウト変更に強い理由は、とてもシンプルです。
電源やLANなどの配線が、すべて床下に収まっているからです。
通常の床では、
・壁から配線を引く
・モールで床上を這わせる
・延長コードだらけになる
といった状態になりがちですが、OAフロアではそれが起きません。
床下という「見えない空間」に配線を逃がすことで、デスクの位置が変わっても、配線のやり直しが最小限で済みます。
コンセント位置を自由に変えられる安心感
OAフロアでは、床の好きな位置から電源やLANを立ち上げることが可能です。
現場ではよく、
「この席、来月は別部署になるかもしれない」
「将来、人が増える予定がある」
といった話を聞きますが、OAフロアならこうした変化にも柔軟に対応できます。
これは、レイアウト変更を前提に考えるオフィスにとって、非常に大きなメリットです。
OAフロアのレイアウト変更工事|基本的な流れ
① 床の清掃・下地処理
まず行うのが、既存床の確認と清掃です。
ホコリやゴミが残っていると、OAフロアの安定性に影響します。
床の状態によっては、ベースシートを敷いて、床全体を安定させる工程を入れます。
職人としては、この最初の下準備が仕上がりを左右すると感じています。
② OAフロアパネルの敷設・調整
次に、OAフロアのパネルを敷き詰めていきます。
この工程では、床の高さや水平を細かく調整します。
ここを雑にすると、後からガタつきや違和感が出るため、非常に神経を使う作業です。
見た目には分かりませんが、足裏の感覚は正直です。
③ 床下配線工事(電源・LAN)
床下空間に、
・電源ケーブル
・LANケーブル
を通し、必要な場所にアウトレットを設置します。
レイアウト変更を想定して、「少し余裕を持った配線計画」を立てるのが、現場では重要なポイントです。
④ 仕上げ(タイルカーペットなど)
最後に、タイルカーペットなどの仕上げ材を施工します。
この工程で、ようやくオフィスとしての見た目が整います。
「床が変わるだけで、こんなに雰囲気が変わるんですね」と言われることも多く、やりがいを感じる瞬間です。
OAフロア レイアウト変更工事の費用相場
坪単価の目安と内訳
OAフロアのレイアウト変更工事は、坪単価2万〜5万円程度が一つの目安です。
費用は、以下の要素で変動します。
| 項目 | 費用に影響する理由 |
|---|---|
| 施工面積 | 面積が広いほど単価は下がりやすい |
| パネルの種類 | 金属製・樹脂製で価格が異なる |
| 下地処理 | 床の状態が悪いと追加工事が必要 |
| 配線工事 | 電源・LANの本数で変動 |
| 家具移動 | 什器移動を含むかどうか |
現場では、「どこまで工事に含めるか」を最初に整理することが重要です。
工期の目安|どれくらいで終わる?
数日で完了するケースがほとんど
OAフロアのレイアウト変更工事は、専門業者に依頼すれば、比較的短期間で完了します。
目安としては、
・200〜400㎡規模 → 約2日
・小規模オフィス → 1日〜2日
家具移動を含めても、業務への影響を最小限に抑えやすいのが特徴です。
「週末だけで終わらせたい」という相談も、よくあります。
レイアウト変更工事で失敗しないためのポイント
頻繁な大規模変更には注意が必要
OAフロアは柔軟ですが、パネルを全面的に組み替えるような変更を頻繁に行うのは向いていません。
小規模〜中規模の変更を前提に考えると、コストと使い勝手のバランスが非常に良い床です。
床の条件によっては設置できない場合もある
OAフロアは、
・平坦で安定した床
が前提になります。
床の凹凸が大きい場合や、構造的に制限がある場合は、事前調査でしっかり確認することが必要です。
職人として伝えたいこと|OAフロアは「未来の変化」への投資
現場で多くのオフィスを見てきて感じるのは、レイアウト変更を想定していない床ほど、後で困るということです。
OAフロアは、
・今の使い方
・数年後の変化
その両方を見据えた床づくりができます。
「動かせる床を持つ」ということは、オフィスに柔軟性という余裕を持たせること。
レイアウト変更をきっかけに、働きやすさや安全性を見直したい方には、OAフロアの工事は非常に相性の良い選択です。
まずは一度、現場を見ながら相談してみてください。
床は、想像以上にオフィスの未来を左右します。