「OAフロアって、結局いくらかかるの?」
「業者ごとに見積もり金額が違いすぎて、何が正解かわからない」
「坪単価って書いてあるけど、どこまで含まれているの?」
――これは、現場で必ず聞かれる質問です。
OAフロアの費用は、ただ「㎡×単価」で決まるほど単純ではありません。
実際の現場では、床の種類・高さ・仕上げ材・配線内容・下地の状態など、いくつもの要素が重なって金額が決まります。
この記事では【OAフロア 費用 算出 方法】をテーマに、
・費用算出の基本式
・単価が変わる理由
・見積もりでチェックすべきポイント
・職人目線で見た「高くなる現場・安く抑えられる現場」
を、専門用語をできるだけ使わず、初めての方にも分かるように解説します。
OAフロア費用算出の基本は「面積 × 単価」
まず、OAフロアの費用算出で最初に押さえておきたいのは、基本の考え方です。
OAフロア費用の基本式
OAフロアの総費用は、次の式が基本になります。
総費用 = 施工面積(㎡) × 1㎡あたりの単価
ここで重要なのが、「この単価に何が含まれているか」という点です。
現場では、
・材料費だけの単価
・施工費込みの単価
・諸経費まで含めた単価
が混在しています。
この違いを理解しないまま比較すると、「安く見えたのに最終金額が高い」という事態になりがちです。
OAフロアの単価が変わる主な理由
OAフロアの単価は一律ではありません。
ここでは、なぜ金額に幅が出るのかを整理します。
OAフロアの種類による違い
OAフロアには大きく分けて2種類があります。
| 種類 | 特徴 | 単価の目安 |
|---|---|---|
| 置敷タイプ | 既存床に置くだけで施工が早い | 1㎡あたり2,500円〜 |
| 支柱(調整式)タイプ | 高さ確保・配線量が多い | 坪2万円〜5万円 |
置敷タイプは、「短工期・低コスト」が最大のメリットです。
一方、支柱タイプは、床下空間をしっかり確保できるため、配線が多いオフィスや将来のレイアウト変更を見越す場合に選ばれます。
仕上げ材が入ると費用はどう変わる?
OAフロア本体だけで終わる現場はほとんどありません。
多くの場合、その上に仕上げ材を施工します。
代表的な仕上げ材と費用感
| 仕上げ材 | 1㎡あたりの目安 | 特徴 |
|---|---|---|
| タイルカーペット | 4,500円〜8,000円 | 交換しやすく定番 |
| クッションフロア | 5,000円〜8,500円 | 清掃性が高い |
| 塩ビタイル | 6,000円〜 | デザイン性重視 |
| フローリング | 価格幅大 | 見た目重視 |
現場でよくあるのは、「OAフロアの見積もりは安かったけど、仕上げを足したら一気に上がった」というケースです。
仕上げ材込みかどうかは、必ず見積もりで確認しましょう。
工事内容によって変わる費用の考え方
OAフロアの費用は、材料だけでは決まりません。
工事の中身が金額に大きく影響します。
配線工事の有無
床下に通す配線が多いほど、
・作業時間
・調整作業
が増え、費用も上がります。
特に、LAN・電源・サーバー関連が絡む現場では、支柱式になることが多く、単価も上がりやすいです。
下地処理が必要な場合
既存床が平坦でない場合、下地調整や補修が必要になります。
職人目線で言うと、「床が悪い現場ほど、見積もりは膨らみやすい」のが現実です。
OAフロア費用相場の目安
ここで、全体像をつかむための相場感を整理します。
仕上げ材込みの費用目安
- 1㎡あたり:6,000円〜16,000円程度
- 坪単価:2万円〜5万円程度
具体例(イメージ)
20坪(約66㎡)のオフィスで、
・支柱タイプ
・高さ30cm
・タイルカーペット仕上げ
・諸経費込み
の場合、約30万円〜がひとつの目安になります。
※ただし、これはあくまで平均的な例です。
費用を抑えるためにできること
現場経験から見て、費用を抑えやすいポイントは明確です。
相見積もりは必須
OAフロア工事は、業者ごとに
・得意な工法
・仕入れ価格
が違います。
必ず複数社から見積もりを取り、内容と金額を比較しましょう。
ワンストップ業者を選ぶ
設計・内装・配線を分けると、管理費や調整費が積み重なります。
一括で対応できる業者は、結果的に総額が抑えやすいです。
居抜き物件を活用する
すでにOAフロアがある物件は、初期費用を大幅に削減できます。
職人としても、「活かせるものは活かす」現場のほうが無駄がありません。
職人目線で伝えたい「見積もりの本質」
OAフロアの見積もりで大切なのは、金額そのものより中身です。
安い見積もりでも、
・後から追加費用が出る
・再工事が必要になる
こうしたケースは、現場で何度も見てきました。
逆に、最初にしっかり算出された見積もりは、結果的にトラブルも少なく、満足度が高いです。
OAフロアの費用算出は「内訳理解」がすべて
OAフロアの費用算出方法は、単純な計算式のようでいて、中身を知らないと判断できない世界です。
- 面積 × 単価
- 単価の内訳
- 工事内容と仕上げ
- 現場条件
これらを理解したうえで見積もりを見ると、「なぜこの金額なのか」が自然と分かるようになります。
もし、「この見積もり、妥当なのか不安」そう感じたら、一度プロに相談してみてください。
現場を知っている人間だからこそ、本当に必要な費用・削れる費用をお伝えできます。