「OAフロア工事って、実際どれくらい日数がかかるの?」
「引っ越しや業務開始に間に合うか不安…」
「思ったより工期が延びることってある?」
OAフロア工事の相談で、一番多い質問が“工期”です。
これは当然で、オフィスの場合、
・業務を止められない
・引っ越し日が決まっている
・什器や機器の搬入日が決まっている
など、スケジュールがシビアだからです。
私はOAフロア職人として、「1週間で終わると聞いていたのに延びた」「この日から使えると思っていたのに間に合わなかった」
という現場を何度も見てきました。
この記事では【OAフロア 工期 目安】をテーマに、
・タイプ別の工期感
・なぜ工期が延びるのか
・現場で本当に気をつけているポイント
を、現場に立ってきた職人の視点で、分かりやすく解説します。
OAフロア工期の考え方|「早い=良い」ではない
工期は“施工日数+乾燥・調整期間”で考える
まず知っておいてほしいのが、OAフロアの工期は、「作業する日数」だけでは決まらないということです。
特に重要なのが、
・下地処理の有無
・補修材や接着剤の乾燥期間
これを無視してスケジュールを組むと、無理な工程になり、仕上がりや耐久性に悪影響が出ます。
職人の立場から言うと、急がされる現場ほど、後でトラブルが起きやすい。これは断言できます。
タイプ別|OAフロアの工期目安
置敷タイプの工期目安|比較的スピーディー
置敷タイプのOAフロアは、工期が短いのが最大のメリットです。
一般的な目安は、1週間程度。
理由はシンプルで、
・支柱を立てない
・床高調整がほぼ不要
・施工工程が少ない
からです。
床の状態が良ければ、小規模オフィスなら数日で完了することもあります。
支柱(床高調整式)タイプの工期目安|時間はかかるが安定性重視
支柱タイプの場合、工期目安は2週間程度が一般的です。
支柱式は、
・支持脚を1本ずつ立てる
・高さをミリ単位で調整
・水平精度をしっかり出す
といった工程があるため、どうしても時間がかかります。
ただしその分、
・床のガタつきが少ない
・配線容量が多い
・将来の変更に強い
というメリットがあります。
工期が延びる主な要因|現場でよくある話
下地処理が必要な場合|意外と多い落とし穴
工期が延びる最大の要因が、下地処理です。
既存床に、
・ひび割れ
・大きな凹凸
・欠損
がある場合、そのままOAフロアを施工すると、後から床鳴りや沈みが起きます。
そのため、
・パテ補修
・レベリング処理
を行いますが、乾燥に2〜3日かかることも珍しくありません。
ここを無理に短縮すると、後悔するのはお客様です。
施工面積が広い場合
当然ですが、施工面積が広くなればなるほど、日数は増えます。
特に支柱式の場合、1㎡あたりの作業量が多いため、面積=工期と考えてよいほどです。
特殊仕様・高床仕様の場合
・床高300mm以上
・重量サーバー対応
・耐震仕様
などの特殊条件がある場合は、
標準工期では収まりません。
この場合、事前の打ち合わせで必ず余裕を見た工程を組む必要があります。
作業員の人数による違い
作業員を増やせば、単純に工期が短くなると思われがちですが、現場には限界があります。
狭い現場に人を入れすぎると、
・動線が重なる
・施工精度が落ちる
といった逆効果も起こります。
経験上、適正人数で進めるのが最短ルートです。
規模別|OAフロア工期の具体例
| 規模 | 工期目安 | 補足 |
|---|---|---|
| 小規模(10〜20㎡) | 約2日 | 床状態が良ければ短期完了 |
| 中規模(20〜50㎡) | 約3〜4日 | 置敷タイプが多い |
| 大規模 | 1〜2週間以上 | 仕様・面積により変動 |
あくまで目安ですが、下地処理の有無で大きく変わる点は必ず押さえてください。
工期トラブルを防ぐために大切なこと
見積もり時に必ず確認すべきポイント
工期トラブルを防ぐには、見積もり段階で次を確認してください。
・下地処理は含まれているか
・乾燥期間を考慮しているか
・「最短」ではなく「現実的」な工期か
職人目線で言うと、やたら短い工期を提示する業者ほど要注意です。
OAフロア工期は「床の状態」で決まる
【OAフロア 工期 目安】を整理すると、
・置敷タイプ:1週間程度
・支柱タイプ:2週間程度
・小規模なら数日で完了することもある
・下地処理があると数日延びる
というのが現実です。
OAフロア工事は、急げばいい工事ではありません。
しっかり乾かし、丁寧に仕上げることで、10年、20年と使える床になります。
「このスケジュール、本当に大丈夫?」
そう感じたら、現場を見て、正直に話してくれる業者に一度相談してみてください。
工期の不安を解消することが、失敗しないOAフロア工事への第一歩です。